セサミン>効果、効能2

セサミンの効果、効能2

前ページ、セサミンの効果、効能1の続きです。

コレステロールの酸化や高血圧の予防

セサミンは、血液中のコレステロール値を、下げる効果があります。コレステロールというと、とても悪いイメージがありますが、体の細胞膜やホルモンの材料となる大切な栄養素なのです。

コレステロールで問題になるのは、その量と種類です。適量のコレステロールであれば、メタボの心配もなく、セサミンの効果を利用することもありません。

しかし、食べ過ぎや運動不足の状態が長く続くと、コレステロールが脂肪に変わって体内に貯えられます。

セサミンなどの有効成分によって、コレステロール値を下げないと、様々な生活習慣病の原因になります。

種類からいうと、善玉と呼ばれるコレステロール(HDL)は、余分なコレステロールを集めて、血管をきれいにする効果があります。

しかし、悪玉コレステロール(LDL)は、増えすぎてしまうと活性酸素によって酸化され、血管の内壁に付着する悪い効果があります。これによって、動脈の柔軟性がなくなり、動脈硬化の原因になるのです。

セサミンは、コレステロールの酸化を防ぎ(抗酸化作用)、悪玉コレステロールを減らす効果があるので、動脈硬化による心臓病や脳卒中などの、予防になります。

また、血管が健康な状態に保たれるので、高血圧の予防になり、全身の血行も良くなります。

女性ホルモンと同じような効果

セサミンは、体内で女性ホルモンと同じような効果があることが、確かめられています。

女性の場合、ある程度の年令になると、女性ホルモンの分泌量が減ってきて、突然のどうきや発汗、イライラ感、不眠などが起こってきます。

これが、いわゆる更年期障害ですが、セサミンを摂ることによって、女性ホルモンの減少を補う効果があります。

セサミン以外でも、納豆や豆乳、きな粉などに含まれる、イソフラボンにも同じような効果があります。

更年期障害は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが減少して、自律神経がアンバランスになるために起こります。一般的に、女性が閉経する前後、だいたい45才〜55才の頃です。

症状の程度は個人差があり、軽い人もいれば、重症で日常の生活に支障がでてくる人もいるようです。セサミンのホルモン効果によって、症状を軽くすることができます。

なお、閉経後は、骨粗しょう症や高脂血症、高血圧になりやすいので、セサミンと一緒に、カルシウムやビタミンDが多い、乳製品、魚類、キノコ類などを摂ると、効果がアップします。

二日酔いの予防

お酒を飲みすぎて、二日酔いや悪酔いすることはよくありますが、セサミンは、これを予防する効果もあります。

お酒を飲むと、最初は全身にアルコールがまわりますが、最終的には肝臓で水と二酸化炭素に分解され、体外に排出されます。この分解のときに、「アセトアルデヒド」と呼ばれる、有害成分(毒素)ができます。

肝臓で処理できる量であれば、アセトアルデヒドは全て分解されて、二日酔いは起こりません。

しかし、飲みすぎて肝臓の処理能力を超えてしまうと、アセトアルデヒドが体外に排出されず、頭痛や吐き気、動悸などが起こってしまいます。

セサミンは、直接、肝臓に働きかけて、肝機能をアップさせますので、アルコールの分解をスムーズにする効果があります。

ある調査データによれば、セサミンを摂った場合、お酒を飲み終えた時点から、すぐに血中のアルコール濃度が下がり始めます。

しかし、セサミンを摂っていない場合は、飲み終えた時点から約1時間は、ほとんど血中のアルコール濃度が、減らないという結果がでています。

友達の付き合いや会社の飲み会で、深酒しそうなときは、セサミンが含まれているゴマ料理を食べたり、セサミンのサプリメントを、事前に飲んでおくと二日酔いや悪酔いを、予防する効果が期待できます。

次ページ→セサミンの効果、効能3