セサミン>セサミンと肝臓の関係 セサミンと肝臓の関係セサミンと肝臓は、切っても切れない関係があり、セサミンの抗酸化作用によって、肝臓の機能を助けています。 肝臓の機能が良くなることによって、老化防止(アンチエイジング)やコレステロールの低下、二日酔い予防などの効果が高まります。 「肝臓」を知らない人はいないと思いますが、 まずは、肝臓のおおまかな働きや、セサミンとの関係を見てみましょう。 肝臓の特徴働き肝臓は、人の体の中で、精密でとても強大な化学工場の役割りをしています。その働きは、腸から運ばれた栄養素を元にして、体の材料になるたんぱく質の原料(アミノ酸)を作ったり、エネルギーを作り出しています。 また、体内の毒素や有害物質を分解して、体外に排出する働きもあります。 肝臓には、この他にも様々な働きがありますが、多少のオーバーワークがあっても、黙々と自分の役割りをはたして、文句一ついわない臓器なのです。 普段、ほとんど運動しない人が休日に運動すると、翌日はあちこち筋肉痛が起こります。 しかし、肝臓の場合は、多少お疲れであっても”痛い”なんていうこともないので、別名「沈黙の臓器」とも呼ばれています。 それで、肝臓の不調がはっきり自覚できたときは、かなり症状が悪化していることが多いのです。 セサミンとの関係さて、この肝臓にはセサミンと同じく、老化の原因の1つである活性酸素を退治する、抗酸化作用があります。 肝臓は、非常に大きな化学工場ですから、その分だけ大量の活性酸素ができてしまいます。(体全体の6〜7割程度) これを減らすために、もともと肝臓内にはSODと呼ばれる、特殊な酵素を作る仕組みがあります。 しかし、SODも20才後半から徐々に減り始め、40才代に入ると減少量が多くなります。 ここで、セサミンの登場になります。肝臓の抗酸化力が落ちるのですから、ゴマやサプリメントでセサミンを摂って、活性酸素を減らそうということです。 活性酸素というのは、強い殺菌作用があり、侵入してきた細菌やウイルスを取り除く働きがあります。でもその反対に、健康な体の細胞を攻撃して、傷つけて(酸化)しまいます。 つまり、活性酸素が多くなると、肝臓の細胞が酸化され、肝機能が低下して、老化の進行が早まることになります。 セサミンは、肝臓まで運ばれて、直接、肝臓の活性酸素を退治する、数少ない成分です。セサミンが注目されているのも、この点が大きいのです。 セサミンは水溶性セサミンや、私達が知っているビタミン、ミネラルなどの栄養素は、大きく分けると水溶性と脂溶性の、2つに分類できます。 水溶性というのは、水に溶けやすい性質があり、比較的早く体外に排出される傾向があります。 脂溶性というのは、油に溶けやすく、ある程度の期間は体内にとどまる傾向があります。 セサミンやビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性で、ワインに含まれるポリフェノールは、両方の性質があります。 セサミンは、主に肝臓で発生した活性酸素を退治する、抗酸化作用があります。一方、ビタミンEやC、ポリフェノールは、血管や細胞膜で活性酸素を退治します。 つまりセサミンと、その他の栄養素では、働く場所が違っているのです。 *ビタミンEは肝臓で働く場合もありますが、肝臓内では、セサミンによって守られ、血管や細胞膜にビタミンEが、十分行き渡るようになっています。 *水溶性のセサミンが体外に排出されるのは、摂取から約1日後です。 次ページ→ゴマリグナンとセサミン |